これから介護業界で転職を考えているのであれば、できる限り有利な条件での転職が望まれている。有利に転職するために一番に考えられるものが、やはり資格の取得だろう。一番ハードルが低くチャレンジする人が多いのが、介護職員初任者研修と呼ばれる資格だ。定められたカリキュラムをクリアすれば資格が得られるため、基礎を学ぶためにも取得する必要がある。

そして取得しておくことで間違いなく転職や給料条件で有利になると言われているのが介護福祉士だ。介護職員初任者研修の資格を取得した後に、介護業界で実務経験を積み、国家資格となる介護福祉士の資格にチャレンジする人が多い。実は、介護の現場はかなりの肉体労働ということを知らない人もいる。これから将来、専門的なスキルを磨き、自分がスキルアップを図っていこうという気持ちがなければ続けることは難しくなると言われているのだ。このような現実的な面があることは事実だが、それでも介護福祉士は資格を生かし就職しやすいといったメリットもある。

また介護業界で有利に転職を進めたいのであれば、転職する時期についても把握しておくことが求められる。一般的に転職するのに一番良い時期は四月だ。年度末の三月末も1年間を通し一番退職者が多いので、求人件数が一番多くなる。またそれ以外にも夏や冬のボーナス後でもある七月と一月にも求人が多くなる傾向にある。この時期はボーナスをもらってからやめるという考えを持つ人が多く、それに伴い求人数も増える。このように求人件数が多くなる時期を狙うことは、有利な条件での転職につながるといえるだろう。